「何が言いたいの?」を避けるための話し方伝授
みなさんは【コミュニケーション能力】って何だと思いますか??
知らない人ともフレンドリーに話せること?
人を楽しませるような面白い話が出来ること?
色々思い浮かびますね
コミュニケーション能力は文脈によって意味合いが変わるものですが、就活においてのコミュニケーション能力とはどんなものでしょうか?
それは【自分が伝えたい事を相手に伝える】事だと思います
「そんなの当たり前でしょ!」
と思った人も多いと思いますが、これが出来てない人がほとんどです
というより、非常に難しいです
例えば、みなさんは学校で【ある講師の方の講演を聞いて、感想を書く】
という経験をした事が一度はありますよね
その時の感想ってけっこうみんなバラバラではないですか??
伝える側もその感想を見て、
「うーん、もっと〇〇ということを伝えたかったのになあ」と思うこともあるでしょう
講演に慣れている人ですらこれは非常に難しい問題です
つまり、ただ話すだけでは相手に自分が本当に伝えたいことは伝わりません
実際、僕がグループ面接に参加した時
「結局何が言いたいの?」
と思ってしまうような学生はすごく多かったです
では、自分が伝えたい事が相手に伝わるように話すためにはどうしたら良いか?
それは
【相手目線から出発して、会話の構成をすることです】
具体例を出します
「学生時代、部活動で自分たちの弱みを克服する、革新的な練習方針を提案した。当初はまわりに受け入れてもらえなかったが、最終的にはまわりにも納得してもらう事ができた。結果的に、メンバーが目標を達成する事ができた」
というエピソードがあったとします
このケースで
【分析力】を相手に伝えたい
と思ったとします
その場合の話し方としては、
「自分たちの弱みは、大会で実力を発揮できないメンタル面であると考えた。なぜなら、自分たちのチームは強いとは言えず、強豪校に比べて試合慣れしていないからだ。それを克服するためには、試合に近い練習環境に慣れるしかない。そこで、他校と積極的に合同練習を行い、通常よりも、緊張感をもって練習に取り組めるようにしようと考えた」
といった部分を強調して、まわりに説得した部分はさらっと流しましょう
また、
【行動力】を相手に伝えたい
と思った場合は、
「新しい練習方針を提案したが、当初はまわりの反対が多かった。そこで、反対をしているメンバーそれぞれに、なぜ反対なのか?を聞くことにした。その結果、他校と練習することで、自分たちのやりたい練習が出来ないという意見を持ってる人が多かった。そこで、他校のコーチに掛け合い、自分たちがやりたい練習もメニューに取り入れてもらうことを了承してもらった」
といった部分を強調して、他校との合同練習がなぜ有効なのかという部分は少し触れる程度にしましょう
「1つのエピソードで【分析力】も【行動力】も伝えたい!!」
と思うかもしれませんが、我慢してください
二兎を追う者は一兎をも得ず
です、笑
約1分間の自己PRでは、2つのことを話すよりも、1つのことを深く話した方が印象に残りますからね
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いかがでしたか?
最後にまとめますと、
①自分が話した後に、相手に何を感じ取ってほしいかを考える
②そのためには、どんな文章構成にしたら良いか考える
といった手順で話をしましょう
コミュニケーションのテクニックを覚えるよりも、まずは、
【相手から出発する】
という基本的なことを大事にしましょう