グループディスカッションの思考法②
前回記事、
「グループディスカッションの思考法①」
http://awaki1994.hatenablog.com/entry/2018/04/18/074952
で紹介しきれなかった、もう1つの思考法について紹介します
それは
価値思考
です
呼び方は勝手に僕がつけたので、他の呼び方で紹介されてることを見たことがある人もいるんじゃないかと思います
どういった思考法かというと
「商品やサービスの性能ではなく、それによってもたらされる価値を考える」
というものです
具体例を示しましょう
みなさん「野菜ジュース」は飲んだことがありますか??
僕自身、けっこう好きなので頻繁に飲みます
ところで、野菜ジュースのライバルってなんだと思いますか??
パッと思いつくのは
フルーツジュースなどのその他の飲料水ではないでしょうか??
これは、野菜ジュースの「美味しい飲物」という性能に着目した場合、思いつく例だと思います
これが「性能」を考えるということです
では「価値」について考えた場合はどうなるでしょうか
野菜ジュースの価値は例えば、
「野菜の栄養分を手軽に補給できる」
というものがあります
(考えれば他にもありますよ)
この場合の野菜ジュースのライバルは何でしょうか??
先ほどあげた飲料水は、
「野菜の栄養分を手軽に補給できる」
ものではないので、除外されますね
今回のライバルの一例として
「野菜炒め」
があげられます
野菜ジュースも野菜炒めも野菜の栄養分を補給出来ますからね
では、消費者としてはどちらを選んで、野菜の栄養分を補給しようと考えるのでしょうか
それはケースバイケースですね
仕事で忙しくて、料理が作れないビジネスマンは野菜ジュースを選ぶでしょうし、家族のご飯であと一品何にしようか考えている主婦は野菜炒めを選びます
このように考えると、例えば野菜炒めを一瞬で作れるような商品が発売されたとすると、野菜ジュースにとっては脅威になるわけです
野菜ジュースを「美味しい飲料水」と捉えていたのでは、中々思いつけない発想ではないでしょうか
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
いかがでしたか?
この考え方を身につければ、例えば
「マッサージ屋」のライバルは、「他のマッサージ屋」だけでなく、リラックスした時間を提供してくれる「温泉」なども入ってくるな!
と考えられるようになります
日頃から
「この商品やサービスが提供している価値はなんだろう?」
と考えるクセをつけておくことをオススメします